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2006.12.27 Press Release
インターネットソフトウェアの開発を行う株式会社レキサス(本社:沖縄県宜野湾市、代表取締役社長:比屋根 隆、以下、レキサス)はこのたび、「レキサスiDC」を宜野座iTセンター内に開設いたしました。また、株式会社NTT西日本-沖縄とデータセンター(iDC)分野で業務提携を行います。
■「レキサスiDC」の開設による事業拡大について
レキサスがこのたび新たに開設した「レキサスiDC」は、沖縄県宜野座村に位置しNTT西日本-沖縄が管理する宜野座iTセンター内にあります。レキサスは、「レキサスiDC」を基盤とした全国でもユニークなケータイインターネットソリューションをここ沖縄の宜野座iTセンターから全国に向けて展開し、今後2年間で年間10億円の売り上げを見込んでいます。
「レキサスiDC」開設にあたり、レキサスは約5,000万円の投資を行いマルチキャリア回線環境(※1)を新たに整備いたしました。これにより、これまで培ったケータイ向けインターネットサービスのサーバ運用ノウハウと、ケータイサイト運営業者向けオリジナルASPサービス群の開発・運用実績、そして完全に二重化されたインターネット通信回線を備えた「レキサスiDC」、という3要素のシナジーを強みとするケータイインターネットソリューションの提供が可能となりました。また、今回のNTT西日本-沖縄との業務提携の基、NTT西日本-沖縄はレキサスに対し、沖縄と全国を結ぶ同社の組織的営業力を提供することで、「レキサスiDC」のユーザー開拓を全面的に支援します。
<参考1:ケータイインターネットサービスの市場規模について>
「レキサスiDC」は事業ターゲットを“ケータイインターネットサービスを提供する企業”と設定しています。ケータイインターネットサービスの市場規模は2004年実績で5,196億円(対前年比135%)、2005年実績で7,224億円(対前年比139%)となっていますが(※2)、2006年には1兆円、2007年には1兆4千億円程度までの伸びを示すものとレキサスでは予想しています。
<参考2:レキサスのケータイインターネットサービス実績について>
レキサスでは、NTTドコモのiモードがサービスを開始した1999年から自社オリジナルのケータイインターネットサービスの開発と運用を開始、また、2000年からは国内最大手のケータイコンテンツプロバイダーであるサイバードなど特定のお客様の大規模なサーバ運用管理業務を中心に業務を行っており、これまでに数多くの実績がありました。また、オリジナルASPサービスブランド「ピュア・シリーズ」では、日興コーディアル証券をはじめモバイルトレーディングサービスを提供する証券13社や、NTT番号情報が提供するiタウンページ、国内を代表するインターネットプロバイダーであるニフティ、東京都庁の公式サイト、テレビ朝日など在京テレビ局3社など、さまざまな業種のクリティカルなケータイサイト運営を全面的にサポートしています。さらに、これらのオリジナルASPサービスをはじめとするインターネットアプリケーション開発の分野でも企画から開発までを自社で一貫して行っています。
※1 複数のインターネット通信回線キャリアを利用し回線を冗長化。
※2 モバイルコンテンツフォーラムの調査による。
■レキサスとNTT西日本-沖縄との業務提携について
さらに、このたびの業務提携の基、レキサスはNTT西日本-沖縄に対し、システムインテグレーション、業務アプリケーション開発、ネットワークの設計構築、サービス開始時の導入支援およびサービス開始後の高信頼性サーバー運用管理技術などを提供いたします。これにより、宜野座iTセンターを高度なレベルでサポートする体制を構築し、立地環境とサービス開発・運用力の双方を強みとするデータセンターして、「沖縄県情報産業ハイウェイ」も活用しながら、ディザスタリカバリ案件や大規模システムの受注拡大につなげてまいります。
<参考3:沖縄に位置するデータセンターの優位性について>
沖縄のデータセンターはその地域特性から、首都圏に位置するiDCのバックアップセンターとして、また、アジアと日本を結ぶネットワークインフラの中継地点としても近年大きな注目を集めています(※3、※4、※5、※6)。
※3 地震係数は0.7で全国一低い。
※4 関東首都圏から1,600Km離れているため同時被災の可能性が低い。
※5 東京-沖縄間は「情報産業ハイウェイ」が整備され、高品質なネットワークインフラが整備されている。
※6 アジア・太平洋地域に接続される国際海底ケーブルの陸揚げ地となっている。
■沖縄の情報産業の自立と発展に向けて
現在レキサスでは取引企業の9割以上を東京を中心とする本土企業が占めていますが、今回の「レキサスiDC」の開設、およびNTT西日本-沖縄との業務提携を機に事業基盤をさらに強固なものとしたうえで、海外向けのサービス展開も視野に入れた、より一層のビジネス規模拡大をここ沖縄を拠点に行ってまいります。
現在沖縄は、いわゆる「ワーク・ライフ・バランス」を重視するIターン移住が急増するなど、労働者にとっても多くの魅力に溢れた環境となっています。しかしながら沖縄のIT産業はこれまで本土企業のオフショア拠点とみなされるケースが少なからずありました。レキサスは、これまでのような人件費格差を強みとするビジネスモデルではなく、高度な技術を有するIT人材と充実したITインフラストラクチャー、そして恵まれた自然環境という3要素を強みとし、それらを最大限に生かした高付加価値創出型のビジネスモデルをさらに進化させたいと考えています。また、レキサスでは当iDCを高度なネットワークエンジニアを育成する場としても位置付けており、沖縄における情報産業の継続的な雇用創出と経済発展を実現する、自立型経済モデルの創造基盤として積極的に活用してまいります。
■株式会社レキサスについて
株式会社レキサスは、1998年12月に日本で初めての本格的なオンラインコラボレーションサービス「チームギア」をリリースし、その後も様々なコミュニケーション・サービスを提供してまいりました。企業向け分野では「チームギア」の開発と運営を通して蓄積したノウハウを活かし、携帯コンテンツ変換サービス「ピュア・アクシス」をはじめとする各種オリジナルインターネットアプリケーションの開発・販売およびサーバー運用管理業務を軸にしたサービスの提供で数々の実績を擁しております。また、モバイル・コンテンツ及びモバイル・マーケティング事業を展開する企業を対象に包括的なソリューションを展開し、数々のリーディング企業におけるインターネット・サービスを開発と運用の両面から支えております。
会社概要
会社名:株式会社レキサス
本社:沖縄県宜野湾市大謝名2-2-10 ユニオン自動車ビル3F
代表者:代表取締役社長 比屋根隆
設立:1998年10月
資本金:3,000万円
事業内容: オリジナルインターネットアプリケーションの開発・販売および運営業務
インターネット・サーバー運用管理業務 (ASP・ホスティング・ハウジング)
コラボレーションサービスサイト「 チームギア 」の開発・運営業務
従業員数:32名(2006年12月末現在)
■参考ホームページ
・「レキサスiDC」 http://idc.lexues.co.jp/
・株式会社レキサス https://www.lexues.co.jp/
・ケータイインターネットサービスプロバイダー向けASPサービス
- コンテンツ変換ASPサービス「ピュア・アクシス」 http://www.pureaxis.jp/
- 画像変換ASPサービス「ピュア・ピクチャー」 http://www.purepicture.jp/
- メール配信ASP「ピュア・エクスプレス」 http://www.pureexpress.jp/
・オンラインコラボレーションサービス「チームギア」 http://www.teamgear.net/
■お問い合わせ先
株式会社レキサス ビジネスデザイン部
E-Mail:lex-press@lexues.co.jp
Tel:098-870-2550
担当:安田
株式会社NTT西日本-沖縄
E-Mail:ohama-e@okinawa.ntt-wesst.jp
Tel:098-891-1100
担当:大濱